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チャイリンガル

中国語や中国のマメ知識に関するブログです。

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同じ漢字を使うゆえの難しさ?

日本人は、中国で使っている似た漢字を日ごろから使っているため、中国語学習を始める上で有利である、とよく言われています。確かにその通りかもしれません。ただ、同じ漢字を使うからこそ、言い間違ってしまうこともよくあります。
なぜなら、日本語と中国語では語順が逆という漢字も、結構あります。
気を付けないと、日本人的中国語になってしまいます。
例えば
            苦痛は 痛苦[tòng kǔ]              蓄積は 积蓄[jī xù]
            呼称は 称呼[chēng hū]            詐欺は 欺诈[qī zhà]
            施設は 设施[shè shī]               終始は 始终[shǐ zhōng]
            白黒は 黑白[hēi bái]                切迫は 迫切[pò qiè]
            脅威は 威胁[wēi xié]                賞賛は 赞赏[zàn shǎng]
            抑圧は 压抑[yā yì]         紹介は 介绍[jiè shào]
            期日は 日期[rì qī]                     平和であるは 和平[hé píng] 
            抱擁するは 拥抱[yōng bào]      熱狂的は 狂热[kuáng rè]
語順を間違っても、分かってくださることもありますが、なるべく正しい表現方法を身につけましょう。
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コンビニが急増中

中国の都市部でコンビニが急増中です。
手軽にサラリーマンが利用できるとあって、特に朝昼夕方は人でにぎわっています。
カウンターでは、日本と同じく、タバコ [yān]、肉まん 包子[bāo zi]、ソーセージ 香肠[xiāng chǎng]、おでん 关东煮[guān dōng zhǔ][ào diǎn]が売られています。おにぎり 饭团[fàn tuán]、お弁当 盒饭[hé fàn]便当[biàn dāng]、カップラーメン 方便面[fāng biàn miàn]も売っています。ビール 啤酒[pí jiǔ]、ワイン 红酒[hóng jiǔ]、白酒 白酒[bái jiǔ]などアルコール類も充実。まさに何でも売っているコンビニです。
ただ日本と比べて、スウィーツ系の商品が少なめなのが、残念…。
日本で有名なコンビニ各社も中国に進出中。

いくつかのコンビニの名前を覚えましょう。
  セブンイレブン 7-11便利店(Qī Yāo Yāo)
  ローソン 罗森(Lúo Sēn)
  ファミリーマート 全家便利店(Qúan Jīa)

今流行りのiPhone、中国語では?

中国でも、そのままiPhoneと書きます。
しかし、そこが漢字を用いる国の面白いところ。外来語は基本的に漢字に翻訳して用います。iPhone、中国語では、爱疯[ài fēng]と表現することもあります。直訳すれば、「狂ったものが大好き」、とでもなるでしょうか。
以前にはある若者が親に内緒で自分の腎臓を売り、そのお金でiPhoneを買った、というニュースも流れたほど。今では、子どもから大人まで様々な年齢層の人が持ち歩いています。それくらい、中国では一つのステータスシンボルとなっています。
携帯電話は中国語で“手机”[shǒu jī]、スマートフォンは“智能手机”[zhì néng shǒu jī]と言います。
大手各携帯会社の中国語名“品牌”[pǐnpái]を覚えましょう。
  アップル(Apple) 苹果[Píng guǒ]
  サムスン(SAMSUNG) 三星[Sān xīng]
  ソニー(SONY)   索尼[Suǒ ní]
  ノキア(NOKIA) 诺基亚[Nuò jī yà]
  レノボ(lenovo)   联想[Lián xiǎng]
  モトローラ(MOTOROLA) 摩托罗拉[Mó tūo lúo lā]
  ファーウェイ(HUAWEI) 华为[Huá wéi]

パンダはクマ?ネコ?

日本でも大人気のパンダ。中国特有の動物です(中国四川省・陕西省・甘肃省に生息する)。中国では、国宝と呼ばれるほど、非常に大切にされています。中国語では、“熊猫”(xióng māo) と書きます。
しかし以前パンダの名前は、猫熊と逆に書かれていました。
では、なぜ今の呼び方になったのか?
1950 年ごろ、中国重慶市(現在中国にある四つの直轄市の一つ)の北碚博物館でジャイアントパンダの標本の展示が初めて行われました。当時の中国は日本と同じ く、右から左に文字を書くのが習慣でした。しかし、中国の生物学界では、すでに西欧式に、左から右に文字を書いていました。ですから、そこでの表記名は猫 熊でした。その標本を見に来た、当時の中国人たちは、そんなことは知らず、「お~これが熊猫か!」と、右から左に表記を読みました。その呼称が定着し、今 では、熊猫が主流になっています。ウソのようなホントの話・・・。
ちなみに中国では、ジャイアントパンダを大熊猫、レッサーパンダを小熊猫とも呼んでいます。

中国人は歩くのに“走”る?

みなさんは,という漢字を見て何を連想されますか?
走る、100メートル競走、徒競走、長距離走、並走 等かもしれません。
中国ではよく“走”という表現を見聞きします。例えば、
走这边,一直走,我走了,走路,拿走,公交车走了等々。
これは決して、中国人がいつも走っているというわけではありません。
中国語では日本語の「歩く」を表すのに、“走”を用います。
例えば “我路过来”。 [わたしは歩いて来ます。]
ですから、中国人から“吧”と言われても、決して走りださないように!「行きましょうか」と誘っているだけですから。
他にも中国語の“”には、いろんな意味があります。
公交车刚了。 [バスはたった今出ました。]
了。 [(帰る時に)わたしは帰ります。]
亲戚家。 [親戚を訪ねる。]
去。 [うろうろする。(行き巡る)]
你的手表又起来了。 [あなたの腕時計がまた動き出した。]
最近没事,到朋友家走走。[最近特にやることもないので友人の家を訪ねてみたりしている。]
“走”という字は日本にもある字ですが、漢字と汉字では意味が違うことがありますので、中国語を学習するときには気を付けてください。

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