中国語や中国のマメ知識に関するブログです。
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2015年新しい年が始まって1月半経ちましたが、中国では、これから新しい一年が始まります。
もちろん中国も世界と同じ暦を採用していますので、カレンダー上ではすでに2015年が始まっているのですが、やはり長い歴史の中国、旧暦の文化が今も根強く続いています。
今年の大晦日(中国語では除夕[chú xī] )は2015年2月18日。2015年2月19日が新しい一年の一日目とされます。
ですから、この時期中国人の会話には、年底(年末)の話が良く出てきます。
いつ実家に帰省する予定?と聞くと、“29日”という答え。
2月29日かと思いきや、旧暦の12月29日つまり、今の歴の2月17日・・・。慣れない外国人からすれば“!?” 。一体いつのことを言っているのか、分からないことも多々・・・。
ちなみに2015年1月1を元旦[yuán dàn]、旧暦の1日目を春节[chūn jié],初一[chū yī]として区別しているようです。
大晦日には一家そろって食事をする風習があり、初一(旧暦の1月1日)は主に家にいて、2日目から親せき回りをすることも多いとか。
物資が豊富でなかった時代は多くの人が待ち焦がれていた春節。
今では普段も食べたいものが食べれらるので、逆に春節の時期に毎日肉や魚ばかりを食べると太ってしまうからいやだ、なんていう人も増えるほど、時代が変わってきました。
それに伴って、家族や親せきとの関係も希薄になってしまったようです。
旧正月中親戚とも会うが話す内容に困るので、各自が携帯電話やタブレットを使って時間を潰している、とういうことが多くなってしまったようです・・・。
また、最近,年老いた親を持つ子どもは,定期的に帰省するだけでなく親の感情面での必要を顧みることも法律で義務づけられるようになっています。
親を大切にするといわれる中国でも大きな問題となっているのでしょう。
経済発展が著しい中国、それに伴う代償と言えるかもしれません。
ちなみに、親孝行は中国語で孝敬父母[xiào jìng fù mǔ]と言います。
さて最近の中国の経済発展に伴って、月餅にも変化?が見られています。
以前は、ほとんど種類のなかった月餅ですが、最近は月餅を入れている箱が豪華だったり、中の餡に肉を入れたりと様々な工夫がされています。
そのため、月餅一箱(中に10個くらい入っている)で10000円の物やさらに高級なものもたくさんあります。でもお店の人が言うには、中身の問題と言うよりも、主には包装の豪華さの違いやブランド力、が値段の違いを生んでいるそうです。
例えば、ブランド店も最近月餅を売り始めています。
スターバックス 星巴克星奕月饼礼盒10個入り 約10000円です。
ハーゲンダッツ 月亮传奇月饼という月餅ですと 14000円もします。
目玉が飛び出しそうなお値段です。
さらに国土が広くた文化の中国だけあって、月餅の味種類も豊富です。
北京式、広東式、香港式、日本式、台湾式、など様々な地方の特色があります。味も甘いもの、塩辛いもの、甘辛いもの、マーラー味(マーとは、山椒で舌がしびれるような辛さ、ラーとは唐辛子で舌がヒリヒリする辛さのことです)。中身はナッツ類、あんこ系、氷砂糖、ゴマ、ソーセージ、など、本当に何でもありです。
いずれにせよこの中秋節だけに限定せず、いつも家族が仲良くできれば一番いいですね。
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